西洋画
西洋画( せいようが )
西洋画(洋画)と 日本画 という言葉が生まれたのは明治時代です。西洋画は別名「洋画」と言われます。
鎖国が解けて西欧との交流が本格化すると、日本人にも西洋美術の手法で絵を描く人が現れました。陰影を施して立体感を表した、油絵具や水彩絵具などを使って描いた絵を、西洋画(洋画)と言います。
西洋画(洋画)には、大まかに分けて、油絵、水彩画、パステル 画、陶板画などがあります。現在、西洋画で最もポピュラーな種類と言えば油絵具を用いて描かれる油絵(油彩画)でしょう。風景や静物、人物などをモチーフにして描かれている「具象画」、具体物が見えないので描かれている物が何かは判別できない「抽象画」などがあります。
1876年に、工部美術学校 が設立されてから発達しました。1896年には 東京美術学校 に西洋画科が設置され、また黒田清輝らが白馬会を始め、活躍の場を広げていきました。それ以後、しだいに日本画をしのぐほどとなっていき、今日でも、西洋画はたいへん人気があります。
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