皇室御用達
皇室御用達 ( こうしつごようたし )
皇室に品物を納入している事業者を指す語。宮内庁御用達とも言う。戦前の大日本帝国憲法の下では法的根拠がある制度だったが現在は廃止されている。
皇室御用達も宮内庁御用達もその対象としている範囲は近いものがあるが、皇室御用達とは、言葉通り皇族の方々にも愛用されている品々という意味合いを持つ。宮内庁御用達とは、その皇室御用達とされる品々の中で、公式に宮内庁が「御用達」として名乗ることを許可したものが該当する。
宮内庁がわざわさ「宮内庁御用達」の制度を許可制にした背景には、ネームバリューに目を付けて勝手に宮内庁御用達を名乗る業者が増えてきたため。
現在では、「宮内庁御用達」という制度は廃止されていることから、
「宮内庁御用達」という言葉よりも、「皇室御用達」という言葉に言い換えて表現している業者もある。この中には、元々宮内庁御用達を拝命していない業者の他に、かつて宮内庁御用達を拝命した歴史を持つ業者も含まれている。
たった一度であっても皇室に品物を献上することは、品質が認められたものであるという、大きな実績となる。
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