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十種香道具一式 <二重箱付>

写真2 の香箱 横幅約 19cm 縦幅約 24cm 高さ約 20.7cm

この作品は江戸時代の香道具一式です。

写真をご覧のように、古い時代から日本に 伝承 されている漆芸が素晴らしい作品です。
写真108~112 のように、昭和6年10月に東京美術俱楽部で行われた松浦伯爵家蔵品入札の目録に掲載されています。
昭和6年10月に東京美術俱楽部での松浦伯爵家蔵品入札の目録も一緒に付けて販売いたしています。

美しい梨地に近江八景の図柄が、素晴らしい 蒔絵 で描かれており、現在の作家ではなかなか作れない上手の名品です。
非常に保存状態の良い品物ですが、高価な品物で香道具の細部までは写真紹介が難しいので、ご来店頂き、直接ご覧ください。
写真17 のように、「常嘉斎」と銘が入っております。

写真26~30のように、香札が2枚足りません(買い受けさせて頂いたまま販売しております。)

作者の山田常嘉は、江戸中期の蒔絵師です。
山田姓の印籠師で、江戸南塗師町に住んだ名工と伝えられています。
代々「常嘉」あるいは「常嘉斎」と号して、『装剣奇賞』にある「常加」銘の作品でも知られています。
「御印籠師」として徳川家に仕え、印籠、香箱を制作したと伝えられています。
印籠蒔絵を得意とし、研出蒔絵 や 高蒔絵 を駆使した印籠が多く残されています。

採光の加減で白く光っておりますが、内部も傷んでいる所は無く、非常に保存状態の良い品物です。

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買取実績 PURCHASE RECORD

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石川光明についてお問い合わせがあり紹介します。

石川光明のこの作品は博物館の作品ですが、彼は 著名 な 彫刻家 で素晴らしい作品を残しております。石川光明についてお問い合わせがあったので、紹介しています。このように非常に卓越した技術を持っており、贋物 も沢山あります。名前だけで判断せず、是非作品の素晴らしさを感じてほしいと思います。また、作品の 保存状態 も大切です。 石川光明は 写実的 な 彫刻 を得意とし、その中でも猿の牙彫は高く評価されています。木彫の浮彫と象牙彫に優れ、子供や動物をモチーフとした愛らしい作品は高価買取させて頂きます。石川光明は、帝室技芸員 や 東京美術学校 教授、文部省美術 展覧会 審査員 などを歴任し、東京彫工会の中心的な存在として近代彫刻の発展に尽力しました。パリ万国博覧会で金賞を受賞するなど、牙彫の第一人者として国内外で人気があり、高価買取対象です。