茶道具出張買取で裏千家鵬雲斎の書付がある棗をお譲り頂きました。
¥180,000-
写真35枚掲載、クリックしてご覧下さい。
品番:N-10
価格:¥2,000,000-
印籠 横幅約 4.5cm 縦約 7cm 厚み最大約 2cm
緒締め 直径約 0.7cm
根付 直径約 3.5cm 高さ約 1.8cm
この作品は江戸時代の印籠で、材質は黒柿です。
古い時代から日本に 伝承 されている漆芸が素晴らしい作品です。
特に、人物やその他の金工細工に昔の 職人技 の素晴らしさが見られる 名品 です。
一富士二鷹三茄子の、日本古来の吉兆の 図柄 が、素晴らしい 蒔絵 と彫金細工や象嵌細工で描かれており、現在の作家ではなかなか作れない上手の逸品です。
写真40 のように、根付に「常嘉」と銘が入っており、美しい梨地に蝶の図柄が、螺鈿を用いて巧みに描かれています。
作者の山田常嘉は、江戸中期の蒔絵師です。
山田姓の印籠師で、江戸南塗師町に住んだ名工と伝えられています。
代々「常嘉」あるいは「常嘉斎」と号して、『装剣奇賞』にある「常加」銘の作品でも知られています。
「御印籠師」として徳川家に仕え、印籠、香箱を制作したと伝えられています。
印籠蒔絵を得意とし、研出蒔絵 や 高蒔絵 を駆使した印籠が多く残されています。
緒締めはトンボ玉で出来ているように思われます。
採光の加減で白く光っておりますが、内部も傷んでいる所は無く、非常に保存状態の良い品物です。
紐は近年に取り替えられたものです。
このような骨董品の印籠、買取いたします。
老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。