販売商品 product

品番:D-07

価格:¥2,000,000-

刀装具 刀の拵 販売

全体の長さ約 54cm
鞘の長さ約 41cm 横幅約 4cm 厚み約 2cm
鍔の縦幅約 7.2cm 横幅約 6.5cm
柄の長さ約 13.5cm 横幅約 3.5cm

今回以降数回にわたり掲載させて頂く 刀装具 は、競り市やオークションで買い受けた作品では無く、明治時代の コレクター のお孫さんより、一括で直接買い受けた品物で、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。昔のコレクターならではの面白い逸品です。
そのような作品で、日本美術刀剣保存協会の認定証は取っておりません。

象嵌細工彫金細工が素晴らしいおもちゃ尽くしの刀装具で作られた拵えの 名品 です。

柄の部分(写真3~10)
縁と頭
縁(写真11~14)は面白い奴とでんでん太鼓の 彫金細工 や象嵌細工がご覧のように丁寧に施されております。
また頭(写真17~22)は可愛いフクロウの面白い象嵌細工や 彫金細工 が施されております。
また目貫(写真15・16)にも筥迫や小鳥のような可愛い 金工品 が施されております。

小柄 は「元次(仲上元次)」で江戸時代後期に活躍、京都を代表する元廣の門人で、後に 家督 を継いだ名工の作品です。
材質は赤銅で、緻密魚子地 が側面まで施されております。
象嵌細工や彫金細工で鬼が御福のお面を被り、追儺の打ち豆を避けている面白い追儺 図柄 が施されており、名工ならではの細かい細工が際立つ名品です。

鞘の部分
鞘には梶川の銘(写真54)があり、梶川は古今第一の名工と評され、最も有名な 印籠 蒔絵師の一派で、明治時代まで12代続いた蒔絵師です。
鞘の蒔絵には黒の地に黒の 高蒔絵 のような鈴の集団(写真54~57)の 蒔絵 が描かれ、その先には金蒔絵の細長い旗がたなびいています。
また鞘の拵えの末端、鐺(こじり)には(写真64~71)のように、鯛の象嵌細工や彫金細工が丁寧に施されております。
また鞘の紐が付いた部分、栗形(写真41~44)には昔の 職人技 ならではの面白い表情のミミズクの象嵌細工や彫金細工が施されております。
また鞘の 小柄 を収める部分、瓦金(写真38・39)や鞘の先端部分(写真45~53)には写真のような丁寧な彫金細工や象嵌細工の金工部品が施されております。

鍔の銘は「越前住・記内作」で越前康継の 彫刻 師で、葵・竜等の肉彫りが多く、名人として名高い作家です。
材質は鉄で出来ております。
さすが名人として名高い彫刻師の作品で、丁寧な透かし彫りのおもちゃ尽くしの図柄が際立つ名品です。

伝承品で大切に保存され、未使用品のような作品で、優雅な風格に遊び心のある昔の職人技が冴える名品です。

このような 骨董品 の刀装具、買取させて頂きます。
(T-15)

 

  • 3 柄巻

  • 10

  • 11 縁

  • 12

  • 13

  • 14

  • 15 目貫

  • 16

  • 17 頭

  • 18

  • 19

  • 20

  • 21

  • 22

  • 23

  • 24 小柄

  • 25 

  • 26

  • 27

  • 28

  • 29

  • 30

  • 31

  • 32

  • 33

  • 34 反対側

  • 35

  • 36

  • 37

  • 38 瓦金

  • 39

  • 40

  • 41 栗形

  • 42

  • 43

  • 44

  • 45

  • 46

  • 47

  • 48

  • 49

  • 50

  • 51

  • 52

  • 53

  • 54 鞘

  • 54

  • 54

  • 55

  • 56

  • 57

  • 58

  • 59

  • 60

  • 61

  • 62

  • 63

  • 64

  • 65

  • 66

  • 67

  • 68 鐺

  • 69

  • 70

  • 71

  • 72 鍔と切羽

  • 73 鍔

  • 74

  • 75

  • 76

  • 77

  • 78

  • 79

  • 80

  • 81

  • 82

  • 83

  • 84

  • 85

  • 86 模造刀

  • 87

  • 88

  • 89

  • 90

  • 91

  • 92

  • 93

  • 94

  • 95

  • 96

  • 97

  • 98

  • 99

  • 100

買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

中国美術の昔の玉で出来た湯冷ましを茶道具出張買取依頼を頂き、お譲り頂きました。

写真が13枚あります。くわしくはこちら 中国 骨董品 の湯冷ましで、時代は清朝時代の作品だと思われます。可愛いモチーフで、丁寧に彫られた昔の 職人技 が光る湯冷ましで、色味 も素晴らしい 逸品 で買取ました。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物で、傷んでいるところはありません。ご覧のように細部まで丁寧に作られており、非常に出来の良い作品で高価買取させて頂きました。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 湯冷ましについて少し説明します。 お茶に使用する湯を冷ますための茶器で、湯の温度を効率良く下げるため底より口の方が大きく作られています。日本独特のお茶である玉露は60℃前後が適温ですが、ティーポットややかんで沸かしたてのお湯は熱いので、美味しくお茶を頂くのに方法として湯冷ましが作られました。湯冷ましは日本独特のお茶の玉露を最高の状態で美味しく飲む道具として作られ、日本が考えた独自の茶道具です。