刀装具の鍔や小柄の骨董品宅配買取依頼を頂き、このような金工作品の鍔をお譲り頂きました。
¥400,000-
写真27枚掲載、クリックしてご覧下さい。
品番:K-06
価格:¥200,000-
櫛 横幅約 7cm 縦幅約 3.5cm 厚み約 0.6cm
笄 長さ約 18.5cm 横幅約 1.2cm 縦幅約 1cm
時代は大正時代前後に作られた櫛・笄です。
作者は彫金家 桂光春(明治4年~昭和37年)で、パリ万国博覧会に出品するなど明治時代を代表する作家で、海外でも活躍し高く評価されている著名な作家です。
材質は べっ甲 です。
ご覧のようにべっ甲の素材に非常に丁寧な金工細工が施されており、櫛簪の種類では殆ど見られない 名品 です。
べっ甲の素材に素晴らしい 金工細工 が覆われており、特別注文で作られた作品です。
櫛と笄には昔の職人ならではの素晴らしい 彫金細工 や蟹の象嵌細工が施されております。
さすが別注の作品で、裏表に素晴らしい波の 彫金細工 が施され、また表側には蟹の象嵌細工で、当時でも櫛笄には見られない贅沢で優雅な作品です。
現在では見られない当時ならではの昔の 職人技 が冴える貴重な名品です。
採光の加減で白く光っておりますが、保存状態 の良い品物です。
昔の細工の良い櫛、笄は買取させて頂きます。
桂光春(明治4年~昭和37年)東京出身、本名は桂 米次郎。
明治15年彫金家豊川光長に彫金を学び、27年明治天皇銀婚式に東京市から献上の御物を師の光長と共に制作しました。
28年東京彫工会展で受賞、30年に独立。
内外の博覧会、展覧会、競技会などに出品、受賞した。
43年英国王戴冠式の際、皇室献上の純銀製金象嵌大落盛器の鳳凰の図を制作しました。
大正3年日本美術協会、東京牌工会、日本金工協会の審査員、鑑査主任となりました。
13年政府の依頼でパリ 万国博覧会 に掛額「元禄踊の図」「游鯉の図」を出品、昭和4年 帝国美術院 推薦となりました。
5年ベルギーのリエージュ万国産業 博覧会 に飾皿を出品、大賞牌を受けました。
8年シカゴ万国博覧会に銀製の宝石箱を出品、受賞。
11年オランダ女王の慶事に在日オランダ人一同献上の「朧銀花瓶渓山幽煙の図」を依頼されて制作しました。
老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。