煎茶道具の茶入れや金工作品で作られた諸道具の骨董品出張買取を頂き、綺麗な金属工芸作品をお譲り頂きました。
¥120,000-
写真22枚掲載、クリックしてご覧下さい。
品番:C-2477
価格:売却済
このような固形墨の場合は「墨は成長する」という言葉があり、特に20年から50年経ったものは「古墨」と呼ばれ珍重されるるようで、この墨もそうです。
またこの墨のような固形墨の製法は墨の原料である膠は動物性たんぱく質で腐敗しやすいため、伝統的な墨は暑い時期には製造できません。
ご覧のように保存状態も良く、大切に使われてきた古墨です。
このような墨ですが、中国の古墨は特別高価に買取いたします。
中国の近年の墨と硯について少し説明いたします。
墨丸と硯では明時代(A.D.1368-1644)文化において豪華絢爛さを示し、製墨業も隆盛を極めた時代で、墨も宋代までは松煙墨が中心であったが、油煙墨となり程君房、方于魯が代表的墨匠と言われております。この時代に様々な墨譜が発刊されましたが、有名な物に程氏の「程氏墨苑」、方氏の「方氏墨譜」があります。この時代の墨は製法はもとより用途、さらに鑑賞墨にも幅広い展開を見せるようになり、古墨といえば明墨というように代表的な意匠を確立するようになりました。
清時代(A.D.1644-1911)は、乾隆帝の文化政策から製墨業は一段と盛んになり、「乾隆御墨」として現在に伝わっております。
老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。