茶道具出張買取で裏千家鵬雲斎の書付がある棗をお譲り頂きました。
¥180,000-
写真35枚掲載、クリックしてご覧下さい。
品番:D-46
価格:¥600,000-
写真5 横幅約 9.6cm 奥行約 5.2cm 高さ約 6cm
写真20 横幅約 10cm 奥行約 4.6cm 高さ約 4.3cm
写真36 横幅約 9.4cm 奥行約 6cm 高さ約 6.8cm
材質は 陶器 で、宮川香山の作品です。
時代は明治時代から大正時代のものだと思われます。
丁寧に作られた毛並みや姿が面白く、また、狆のあどけない顔の表情、その表現方法に昔の 職人技 が光る 逸品 です。
宮川香山の作品は、貴重な日本を代表する 陶磁器 で、外国のお客様に非常に人気があります。
写真をご覧のように、さすが宮川香山の作品と思わせる可愛い 置物 です。
採光の加減で白く光っておりますが、傷や割れ等無く、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。
宮川 香山(みやがわ こうざん)1842年(天保13年) - 1916年(大正5年)
幼名は虎之助。宮川 香山は代々やきものを生業とする家庭として生まれました。
父は、京都の真葛ヶ原の陶工・真葛宮川長造で、茶器制作を得意とし「眞葛焼」の呼び名や「香山」の号を与えられていました。
父に製陶を学び、1860年父や兄が亡くなり家業を継ぎ初代香山と 号 しました。
明治4年開港して間もない横浜へ移住。
横浜市南区の野毛山に眞葛窯を開窯を築き本格的に 陶磁器 の制作。
政府も 日本独自 の 工芸品 輸出を奨励。
香山独特の表現方法として確立した独創的な技法「高浮彫(たかうきぼり)」を考案し、この 緻密 で装飾性の高い 技法 で独自の世界を築き、このような時代のなか、明治9年フィラデルフィア万国博覧会や、明治11年パリ万国博覧会などで受賞して人気を集めます。
その後明治10年代頃から、釉下彩を研究し、青華、釉裏紅、青磁、窯変、結晶釉などの作品を制作します。
優美で華麗な釉下彩・釉彩の眞葛焼は、明治22年パリ万国 博覧会 また、シカゴや明治26年コロンブス 万国博覧会 で絶賛されます。
1896年(明治29年)6月30日には、陶芸 界では二人目の 帝室技芸員 を拝命しました。
大正5年陶芸史に偉大な足跡を残した宮川香山は亡くなりました。
老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。