刀装具の鍔や小柄の骨董品宅配買取依頼を頂き、このような金工作品の鍔をお譲り頂きました。
¥400,000-
写真27枚掲載、クリックしてご覧下さい。
価格:売却済
香炉 直径約 12cm 摘み含む高さ約 14.3cm
火屋 横幅約 10cm 縦幅約 12cm 摘み含む高さ約 4.6cm
台 横幅約 8.6cm 縦幅約 8cm 高さ約 1.7cm
この香炉は 七宝焼 で出来ています。
時代は江戸時代から明治時代にかけてのものだと思われます。
銘 はありませんが、素晴らしい 有線七宝 で、鮮やかな龍や雲の 図柄 が素晴らしく、現在の作家では作れない 伝承 された昔の職人技が光る 逸品 です。
火屋は唐木で、見事な 透かし彫り が施されており、摘みは瑪瑙の宝石で出来ています。
台も古い時代の唐木で出来ております。
採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。
合わせ箱が付いております。
このような素晴らしい七宝焼の作品は、高価買取させて頂きます。
有線七宝 ( ゆうせんしっぽう )
リボン状の薄い金属線で模様をつける 技法 で、象嵌七宝よりも細かい図柄を表現できるが、植線の手間のかかる手法である。
日本では、古くは桂離宮松琴亭(1620〜1625に構築)の二の間戸袋の引手(銅製巻貝形を有線にして、不透明の白色や肌色釉を施したもの)に見られる技法である。
有線七宝としては明治時代の並河靖之の作品の評価が高い。
西洋のクロワゾネの技法の和訳と考えても差し支えないが、特に並河の作に見られる植線技術は西洋のクロワゾネと比べても卓越した技である。
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