数点の綺麗な七宝焼の器をお譲り頂きました。
売却済
写真4枚掲載、クリックしてご覧下さい。
品番:C-2247
価格:売却済
掛軸で、水墨画で丁寧に描かれた作品です。
日本画でもこのような水墨画は多くありますが、最近では俗に山水画と言われる逸品は日本のお客様には人気が無く中国やアジアのお客様に人気です。
この作品は中国美術の掛け軸だと思われますが、後描きで時代も新しく本歌の作品では無いうです。
このような後書きの作品には贋物も多くあり、その代わり買取価格も安いな逸品が多くあります。
この作品は後描きですが保存状態も良く、水墨画の昔の職人技がみられ、むかしから伝承された技法を使われています。
時代的には、日本の時代に直すと、明治時代頃の作品だと思われます。
中国と日本の水墨山水の違い
水墨山水の掛け軸には、中国のものと日本のものとで違いがあることをご存じでしょうか。
まず、水墨山水を描くときの技法が異なります。
そのため、見た目にもはっきりと違いが見てとれます。
中国では輪郭線をはっきりと描くことが多いのに対し、日本では水墨の特徴である「にじみ」や「ぼかし」を活かすのが一般的です。また、薄い墨で描いた上に濃い墨をたらして描く日本独自の「たらしこみ」という技法で描かれた水墨山水は、他にはない深い味わいがあります。
技法だけではなく、中国と日本では「水墨山水とはどうあるべきか」という方向性も異なります。
中国の水墨山水は、山や河川という現実の存在を描きながらも、心の中だけに存在する究極の理想を追求することを目指しています。言わば鋭さを感じさせる中国の水墨山水に対し、日本の掛け軸に見られるそれはより柔らかで情緒を感じさせるものです。
こうしたことを踏まえて、中国と日本の水墨山水の掛け軸を見比べてみると、また新たな発見があるかもしれません。
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