刀装具の鍔や小柄の骨董品宅配買取依頼を頂き、このような金工作品の鍔をお譲り頂きました。
¥400,000-
写真27枚掲載、クリックしてご覧下さい。
価格:売却済
縁 横幅約 3.7cm 縦幅約 2cm 厚み約 1cm
柄頭 横幅約 3.4cm 縦幅約 1.6cm 厚み約 0.5cm
今回以降数回にわたり掲載させて頂く刀装具は、競り市やオークションで買い受けた作品では無く、明治時代の コレクター のお孫さんより、一括で直接買い受けた品物で、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
そのような作品で、日本美術刀剣保存協会の認定証は取っておりません。
時代は江戸時代のものだと思われます。
小さな作品ですが、赤銅 の地肌に石目地の地模様の 彫金細工 や、武将と馬の象嵌細工が 細密 で丁寧に施され、伝承 された日本ならではの 職人技 の素晴らしさが窺える 名品 です。
作品には「利寿」と 銘 が入っており、江戸時代中期を代表する名工、奈良利寿の作品で、最近では殆ど見る事のない江戸時代の 逸品 です。
長年の時代を経てきた重みのある風格が見られる作品で、ご覧のように、保存状態 の良い品物です。
採光の加減で白く光っております。
奈良利寿(寛文7年(1667)~元文元年(1737))
江戸時代中期の奈良派の装剣 金工家。通称は太兵衛。土屋安親、杉浦乗意と並び、奈良三作と称された。
江戸に生まれ、奈良派3代奈良利治の弟子ないしは同派4代奈良利永の 弟子 となる。
人物図や花鳥図などの縁頭の制作を主とした。鍔はわずか程であったが、独特でかつ粗密を意識的に使い分けた「高肉彫り」と呼ばれる 技法 で上記の奈良三作の中で最も優れた作品を制作した 金工師。
老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。