日本画の掛軸を数本ですが骨董品宅配買取を頂き、お譲り頂きました。
売却済
写真5枚掲載、クリックしてご覧下さい。
品番:X-2072
価格:売却済
材質は木製で、地模様の木目が綺麗な四方盆で、大切に使用され綺麗な 共箱 に入っており、未使用品に近い品物です。
漆塗が何度も繰り返し塗られており、昔の 職人技 が素晴らしい中村宗哲の 逸品 です。
千家十職の中村宗哲の作品で、江戸時代、明治時代と伝承されてきた漆芸品の素晴らしさが冴える作品です。
綺麗な作品で購入後のお手入れは、一般的な漆芸品の手入れは難しく、耐水性はまあまあありますが、水につけるのは良くないと思われます。
濡れ手ぬぐいで軽く拭く程度で十分です。漆芸品は非常に傷が付きやすいもので、タオル等の毛羽立ったものでの手入れは止めて下さい。
漆器 のお手入れ専用の物があると一番です。
採光の加減で白く光っておりますが、凹み等無く、状態の良い品物です。
作者の中村宗哲の説明を少しさせて頂きます。
千家十職 の塗師で中村家は、江戸時代から400年近く続く塗師の家。
当初は 蒔絵 を施した家具などの製作(通例塗師)も行っていたが、明治時代以降は 茶道具 の塗師(型物塗師)専業となります。
る棗 や 香合 などの茶道具を中心に塗物の制作を行い、代々秀作を残しています。
千宗旦の次男、一翁宗守は、 中村宗哲家の初代八兵衛(当時は吉岡姓)の娘婿となり、吉岡甚右衛門を名乗り塗師を営んでいたが、宗守が父である宗旦から官休庵(武者小路千家)を譲り受けた際に家業を八兵衛に譲りました。
歴代の中村宗哲は後桜町天皇即位式、中宮御入内の禁中御調度結納の大役を任されたり、千家以外にも井伊直助好みの 逸品 を制作していました。
明治時代には1876年にフィラデルフィアで大 博覧会 で銅賞を 受賞。
様々な歴史を刻みながら現在まで続く。当代は十三代で、女性の当主です。
老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。