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品番:X-2040

価格:売却済

堅手茶碗

この茶碗保存状態 も良く、丁寧に使われてきた逸品です。
共箱 ではありませんが、江戸時代から明治時代頃に作られた 逸品 です。
堅手茶碗 とは、高麗 茶碗 の一種で、李朝 初期から中期にかけて慶尚南道の金海窯で焼かれたとされています。
堅手の名前は、素地 や釉や手触りが堅そうなところに由来するといいます。
堅手の本手は、大振りの椀なりで懐が広く、灰白色の半磁器質の素地に白がかった淡青色の釉を総掛けしてあります。
堅手茶碗には、「古堅手(こかたで)」、「雨漏(あまもり)堅手」、「鉢の子」、「金海(きんかい)堅手」などがあります。
茶の湯 ではこのような昔の 職人技 が素晴らしい 古陶器 は人気があり、愛好家 も多くおられます。

堅手茶碗を詳しく説明します。
「古堅手」は、古渡り の堅手で、素地はざんぐりとして、手取りは軽く陶質の感じ、釉調は潤いがあり荒い貫入があり、失透ぎみで粉白に見え、釉はたいてい高台裏までかかり、作風 は軽快で、轆轤目 が立ち、高台は竹節となっており、梅花皮 もあり、上品は往々井戸の手に入ります。
「雨漏堅手」は、やや焼上りが柔らかいためか、白い釉膚に雨漏りのしみのような景が生じたものです。
「鉢の子」は、袖の子ともいい、禅宗僧が托鉢に用いる鉄鉢に似た形から来ていて、碗形で、口はやや抱え口、高台際は切り回しで竹節が多く、白地に赤みの 変を呈したものが多くあります。
「金海堅手」は、釉肌に針穴くらいの小さな穴が点々とあり、その周りが薄桃色に赤みざしたものです。

買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

中国美術の昔の玉で出来た湯冷ましを茶道具出張買取依頼を頂き、お譲り頂きました。

写真が13枚あります。くわしくはこちら 中国 骨董品 の湯冷ましで、時代は清朝時代の作品だと思われます。可愛いモチーフで、丁寧に彫られた昔の 職人技 が光る湯冷ましで、色味 も素晴らしい 逸品 で買取ました。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物で、傷んでいるところはありません。ご覧のように細部まで丁寧に作られており、非常に出来の良い作品で高価買取させて頂きました。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 湯冷ましについて少し説明します。 お茶に使用する湯を冷ますための茶器で、湯の温度を効率良く下げるため底より口の方が大きく作られています。日本独特のお茶である玉露は60℃前後が適温ですが、ティーポットややかんで沸かしたてのお湯は熱いので、美味しくお茶を頂くのに方法として湯冷ましが作られました。湯冷ましは日本独特のお茶の玉露を最高の状態で美味しく飲む道具として作られ、日本が考えた独自の茶道具です。