故宮博物院にある、翠玉白菜

故宮博物院にある、翠玉白菜

台湾の故宮博物院は、比較的大きな博物館で約60万点の物が収蔵されています。そのなかでも一番人気があるのが、大きさはわずか19㎝ほどの、翡翠を白菜の形に 緻密 に彫刻した 美術品 なのです。国立故宮博物院にある翠玉白菜は最も有名な彫刻と言われており、清明上河図、肉形石、と合わせて国立故宮博物院の三大至宝とされており、中国美術 を代表する 美術品 です。

中国では宋の時代から芸術の題材として、白菜がよく使われていたそうです。一般食材である白菜は不自由のない生活、飽食や質素倹約というイメージを与え、君主には、民には飢え苦しみのない生活を、知識層には、利得に溺れず、心の充足を愉しむ、という思想がそもそもありました。翠玉白菜の葉の上にはバッタとキリギリスが 細密 に 彫刻 がされており、これは多産の象徴と考えられています。また、生命の躍動感や自然と共存するあり方を描いているのです。翡翠の石の欠けた部分や空洞になっている部分をうまく利用して、葉や茎の形をつくっており、葉の緑色も人工着色ではなく、翡翠の元々の色を生かしています。このように、作品の原料本来の形だけでなく、翡翠の色目も生かしている、玉器 工芸を俏色といい、清朝中期以降に流行しました。翠玉白菜は、新鮮な葉の息吹まで感じさせる瑞々しい造形や、白と緑の対比や緑の濃淡差によって小品とは思えないほどの深い奥行き感をもち、俏色のなかで最も完成された翡翠の 名品 だといわれています。

翡翠の歴史は、古い時代 から人々に愛され、翡翠を使った 置物 や 装飾品 も多くありますが、故宮博物院の翠玉白菜は、非常に高い 職人技 が施された 彫刻 作品の 逸品 で、優れた 古美術工芸品 です。翡翠を使った美術品の中にはこのように 文化遺産 、国宝 級の 美術品や 美術工芸品 が残されており、ジュエリーなどアクセサリーとしても彫刻された翡翠は数多く残されております。翡翠は、古来、金と同等に扱われ、中国や日本では東洋の宝石そして不老不死の象徴と称されて古くから珍重されてきました。中国やアジアの国々では、パワーストーンとしても翡翠は特に絶大なる人気があります。中国やアジアの支配階級の人々は、翡翠には不老不死の力があると信じ、大切に扱われ、 骨董品 として質の良い 名品 が数多く作れらました。仏教美術 や 神道美術 に始まり、日本の着物文化の櫛や簪、帯留 めなどに名品の数々が残されています。

 

 

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日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
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京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

中国美術の昔の玉で出来た湯冷ましを茶道具出張買取依頼を頂き、お譲り頂きました。

写真が13枚あります。くわしくはこちら 中国 骨董品 の湯冷ましで、時代は清朝時代の作品だと思われます。可愛いモチーフで、丁寧に彫られた昔の 職人技 が光る湯冷ましで、色味 も素晴らしい 逸品 で買取ました。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物で、傷んでいるところはありません。ご覧のように細部まで丁寧に作られており、非常に出来の良い作品で高価買取させて頂きました。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 湯冷ましについて少し説明します。 お茶に使用する湯を冷ますための茶器で、湯の温度を効率良く下げるため底より口の方が大きく作られています。日本独特のお茶である玉露は60℃前後が適温ですが、ティーポットややかんで沸かしたてのお湯は熱いので、美味しくお茶を頂くのに方法として湯冷ましが作られました。湯冷ましは日本独特のお茶の玉露を最高の状態で美味しく飲む道具として作られ、日本が考えた独自の茶道具です。

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