茶道具売却依頼を、名古屋市港区の先代が茶の湯の愛好家のお宅より頂き、宅配で抹茶道具をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が8枚あります。くわしくはこちら
母が 茶の湯 の 愛好家 で、大切にしていた品物が引き出しに残っており、よく分からない物なので、見て頂きたいと写真をお送り頂きました。抹茶道具の 香合 や小物の道具で、著名な作家の 骨董品 も拝見させて頂きました。このお客様は名古屋港水族館の近くのお客様ですが、当店のホームページで沢山の茶道具を販売しているのをご覧になって売却依頼を頂きました。この他にも数点の同じような品物の写真もお送り頂いたので、殆どの品物の買取価格を決定し納得頂いて、早速宅配買取でお送り頂きました。
この香合は 大樋焼 の香合で、面白い 釉薬 が施されております。大樋焼は 楽焼 の別れの窯で、茶道具の抹茶道具の茶碗では有名で、このような楽焼は空洞が多くあり、お湯が冷めにくく茶碗では人気があります。しかし、使用されると割れやすく、長年茶の湯に親しまれた方にお使いいただくのが良いと思われます。この香合は 保存状態 も良く、大切に使われてきた 逸品 だと思われ、未使用品に近い逸品です。共箱 も付いており、茶の湯のお 茶会 でも十分使用して頂ける作品です。
大樋焼は、寛文6年加賀藩の茶道奉行として 裏千家 四代、千宗室・仙叟が五代藩主前田綱紀侯の命により金沢へ招かれた際、楽家四代、一入の門人、初代長左衛門を同道した事より始まります。初代長左衛門は金沢東郊の大樋村に最良の土を見いだし、仙叟の指導のもとに茶器を焼成してこの作品の十代 大樋長左衛門にわたる大樋焼の祖となりました。十代大樋長左衛門は 文化功労者、日本芸術院会員でもあり、茶陶を多く残されております。