兵庫県のお客様ですが来店頂き、お話をして納得されたのか後日、ご自宅まで出張させて頂き白隠慧鶴の掛軸や数点の仏画をお譲り頂きました。
売却例の説明
先代が大切にしまわれていた 諸道具 ですが、お亡くなりになり、売却したいと子供さんに来店頂きました。近隣の県なので出張させて頂きました。このお客様は兵庫県でも姫路セントラルパークの近辺にお住まいのお客様で、当店のホームページをご覧になり、当店では高僧の仏画も販売しており、やはり難しい高僧の仏画なので祇園骨董街の当店に相談に来られたようです。茶道具 や 骨董品 も拝見させて頂きましたが、先代の方が 仏画 や 高僧 の書画の コレクター で、名品 や 珍品 を沢山残されており、一点一点説明させて頂きました。そんな中で面白い水墨画や高僧の書画を数点お譲り頂きました。今回は分かりやすい面白い逸品を紹介させて頂きます。この逸品は素晴らしい作品で、江戸時代の古い時代の 名品 で素晴らしい作品なので先に紹介します。
高さ約170cm、横幅約96cmの紙本に描かれた白隠の水墨画です。この作品は白隠を代表的する 図柄 で、白衣観音の面白い仏画の掛け軸です。昭和14年に東京美術俱楽部で開催された時の目録に掲載されております。大切に 伝承 されてきた 掛軸 で、非常に保存状態の良い逸品です。白隠慧鶴は、江戸時代中期の臨済宗の禅僧で、禅の教えを分かりやすく民衆に広める為に数多くの書画や著作物を制作しました。日本画の伝承された技巧にとらわれない豪放でユーモラスな作風は国内外で高く評価されており、白隠の墨蹟や面白い禅画など、晩年に描かれた古書画は、高価買取させて頂きます。
この掛け軸は、本物でお引き取り価格も百万円以上しておりますが、偽物が多い白隠の作品で本物と偽物について少し説明させて頂きます。掛軸は、規格が統一されてカタログで販売できるようなブランド品ではありません。一点物の 掛軸 には多くの偽物があり、確かな鑑定眼が求められます。買取店やお引き取りだけを宣伝している骨董店では無く、一点数百万円の掛軸を販売できる信用と鑑定眼がある京都祇園の老舗骨董店だからこそ、高価にお譲りさせて頂けます。売却をお考えの方や、納得のいくお店で話を聞きたいとお思いの方はお気軽にご相談くださいませ。(No.190)