九州の熊本県のお客様が、当店のホームページをご覧になり棟方志功の作品を宅配でお送り頂きました。
売却例の説明
突然お電話を頂き、「ホームページを拝見して、棟方志功の作品ならお任せ出来そうな 老舗 骨董店なので、査定や 鑑定 をして欲しくて電話させて頂きました」と話され、お電話を頂きました。また「最近ではいろいろなホームページがあり、フェイクニュースが多いのですが、お店の中まで見られ販売しておられる品物もしっかりしているので、売却依頼をさせて頂きました。」とも話され、遠く九州のお客様ですが写真をお送り頂きお引き取り価格を決定して、お譲り頂きました。頑張って高価にお引き取りさせて頂いた 逸品 を紹介します。
棟方志功の板画で、大きさ約22×26ｃｍの作品です。下の余白部分にサインと年代が自筆で書かれており、棟方志功鑑定委員会の鑑定証が付いております。1974年に摺られた 版画 で、最晩年の作品です。棟方志功の最も得意とするふっくらした美人画が描かれており、人気の 図柄 ですが、小品で、版画の摺り色が白と黒の二色なので、お引き取り価格は五十万円以下と安くなります。
棟方志功の版画は、一枚一枚裏側から手で彩色しており、オリジナルの希少性を持つ版画です。版画の摺り色の濃淡や色の使用数で買取価格も違い、華やかな裏彩色を施している程、高く評価できます。大首絵 と言われる女性の顔のアップに手彩色を施した美人図は特に人気があり、買取価格が二百万円を超える事もよくあります。棟方志功の作品は 油絵 や水墨着彩の絵画もありますが、一般的には、版画の方がお引き取り価格は高価になります。（No.56）