骨董品売却依頼で、最近では珍しい浮世絵を愛知県新城市より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が4枚あります。くわしくはこちら
数は多くないと話されていましたが、先代が催事や露店で訳の分からない 古道具 や 諸道具 を買うのが趣味で、自宅は愛知県でも関東よりの新城市ですが、遠く関西地方まで買い求めに出かけておられました。と話され、LINEで多くの写真をお送り頂き、ゆっくり説明させて頂きました。やはり催事や露店の品物の中には、当店で買取出来ない物もあり、一部の品物をお引き取り価格を決定して、宅配でお譲り頂きました。復刻版でよく見かける作品ですが、お手頃な価格なので紹介させて頂きます。
歌川豊国の浮世絵「新板越白浪」の芝居絵で、女盗賊尾形自来也 と 椎津ノ臣夏目四郎三郎 後に 速見椎次郎常春 が描かれています。この作品は複数枚で、一つの物語を作っており、この一枚では半端な品物となります。左側を見ると分かりますが、絵の続きがあります。時代的にも復刻版的な 逸品 で、買取価格も安価な価格です。
本来の江戸時代の作品の説明を少ししておきます。三代目歌川豊国(1786年~1864年)は江戸後期の 浮世絵 師で江戸に生まれる。姓は角田、名は庄蔵、のち肖造と改める。初号は国貞、別 号 に一雄斎・五渡亭・香蝶楼・琴雷舎など多数あり。幼少の頃より画才を認められ、初代豊国の門に入って歌川と称し、絵の修業を積んだ。美人画 を得意とし、化政・天保期を風靡するほどの勢いと力を持っていた。