LINEで茶道具売却依頼を頂き、長野県野沢温泉のお客様より宅配で抹茶道具をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が5枚あります。くわしくはこちら
「電話ではとても丁寧に対応していただき、ホームページを見ているとお店も魅力的で、納得のいく説明をして頂きました。」と話され、写真をお送り頂きました。LINEなので沢山の写真をお送り頂き、「昔に亡くなった祖母がアンティークや 煎茶道具 の蒐集が趣味で、残された品物がありお願いしたい」とも話されてお電話を頂きました。「長野県の田舎なので買取店も無く、遠くなのでお持ちできませんが便利な時代になり、助かります」とも話され、気さくなお客様で、一点ずつゆっくり説明させて頂き煎茶道具や抹茶道具を買取させて頂きました。
染付 の蜜柑の形の 香合 です。お香を入れる入れ物ですが、染付模様で丁寧に作られた抹茶道具の香合です。作家の作品で、丁寧に作られておりますが、著名な作家の作品でもなく、お求めやすい価格で販売しております。やなり、茶道具 は抹茶道具でも煎茶道具でも 保存状態 の良い、綺麗な 逸品 が好まれ、染付模様が日本では 愛好家 の方々に喜ばれています。共箱 も綺麗で 茶の湯 では人気のある茶道具です。
抹茶道具や煎茶道具によく見られる、染付模様や祥瑞模様についての説明を少しさせて頂きます。
祥瑞(しょんずい)は、中国明代末の崇禎年間(1628~1644年)に景徳鎮 窯 で作られた 上手(じょうて)の染付のことをいいます。祥瑞は、日本のからの特定(小堀遠州及びその周辺と推定されている)の注文により作られたもので、古染付とは異なり、上質の高嶺土(こうりょうど)を使った精白な素地に、地呉須の最上手の浙青(せっせい)で 絵付 されたため、鮮やかな瑠璃色をしており、染付磁器の最上とされています。祥瑞は、緻密 に描き込まれた地紋と捻文や丸紋などの幾何学文を多用した、いわゆる祥瑞紋様でが特徴で、一部の器の底に「五良大甫 呉祥瑞造」の銘をもったものがあるためにこの名があります。祥瑞は、近年になって景徳鎮の明清代の御器廠(官窯)に近い金家弄の清代の窯址から「五良大甫 呉祥瑞造」銘の祥瑞あるいは倣祥瑞の瓷器が出土したといいます。