鈴木蔵の出来の良いぐい吞みです。酒器の中でもぐい吞みは特に人気があり、相場価格に関係無く、入荷をお待ちのお客様も多くおられます。
この作品は鈴木蔵のぐい吞みで、大きさ約4×6センチ、共箱 が付いております。鈴木蔵は岐阜県出身で「志野焼」の 人間国宝 に認定されました。若い頃から研究熱心で、独自に古来の半地下式穴窯を考案しました。現在も志野独特の白色の 釉薬 の原料である長石に対して研究を重ね、陶芸 を続けています。
鈴木蔵の場合、志野焼 で鉄釉の赤発色が力強く格式高い晩年の陶芸作品が高価買取対象です。特に御 茶碗 や酒器の盃・ぐい吞みで、出来の良い 逸品 や出品作品は高価買取させて頂きます。
このような作家の作品は、短時間で簡単制作された作品と、時間をかけた力作、またデザインや種類、得意とする作風により買取価格は変わってきます。一般的には、作家本人の特徴が出ていない 若年 期の作品(前作)より、独自の 作風 が確立した 晩年 の作品が人気で、高価買取対象です。しかしながら、その時の時代や流行、新しい作家に人気が移ることもあり、価格が大きく変動します。(N0.22)