バーナード・リーチの作品で、1900年の中頃に作られた作品です。 小品ですが綺麗に仕上がった陶磁器です。当時の販売価格で六十万円です。
売却例の説明
何処に売却したら良いのか分からないので、インターネットでホームページを見て当店のホームページをご覧になり、今回の 古美術工芸品 や 陶磁器 の売却依頼となり、メールに写真を添付して頂き品物を拝見させて頂きました。滅多に見られないバーナード・リーチの作品で、面白い 逸品 なので買取させて頂きました。高村光太郎さんや高村光雲さんとバーナード・リーチは知り合いで、明治時代に日本に戻り東京・上野に居を構え、 陶芸家 を志ざし、著名な作家の富本憲吉さんや柳宗悦さん、白樺創刊のメンバーと出会い民藝運動を通じ、交流を深め、このような作品や 茶碗 や 花瓶 も作っています。民芸運動から始めた陶芸作品で、河井寛次郎や浜田庄司の様な作品が多く見られます。この品物は小品で、高台に 窯印 BLと印があり、22×17センチの小ぶりですが、保存状態 も良く、彼の特長が良く出た作品です。作家の作品の一般的な価格は時代や人気によって、変動します。現在の市場価格ではこの価格よりは安く、評価されているようです。(No.60)
バーナード・リーチは陶芸作家ですが、買取価格のお問い合わせを頂くときに作家の名前で聞かれる時がよくありますが、ご覧のように小品でも時間をかけたこのような力作は、高価に買取させて頂けますし、簡単に作られた作品では安価です。また 若書き と 晩年 では、独自の境地を作った晩年の作品は一般的に高価に取引されています。またそれぞれの作家によっても、得意な 図柄 や人気のある 図柄 があり、それぞれの品物によって価格が大きく変動します。大量生産出来ない、一点物の古美術 骨董品 には、相場価格はあまり関係無いのです。そんなことでこの世界には、鑑定 士という資格はありません。