石川県志賀町より骨董品売却依頼で、古陶器の九谷焼の香炉をお送り頂きました。
売却例の説明
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ご高齢の女性のお客様でしたが、家の整理をされていて、一度見てもらいたいとのことでお写真を持って来店されました。自宅の近くには素朴な松尾神社の鳥居がありますが、古美術骨董店は無く、祇園に来たついでに立ち寄りましたと話されておられ、写真を見て買取価格を決定し、その後ご帰宅されてから宅配でお送り頂きました。先代がご自身で大切に愛好されていた 九谷焼 の香炉で、江戸時代の終わり頃の 逸品 で 保存状態 もたいへん良い美術品でした。写真だけでは分からない事もありましたが、お送り頂くと直接見た方が 重量感 もあり、約束していた価格より少し高価にお譲り頂きました。このような江戸時代の 古陶器 は最近少なく、お店に置くのが楽しみです。このような 香炉 は 茶会 やお香の好きなお客様に喜ばれます。これで火屋が純銀製で 日本独自 の彫る 技法 や嵌める技法、打つ技法が施されている火屋なら、買取価格はこの作品の三倍ぐらいにはなると思われます。
この 香炉 も一般の普通にある香炉ですが、一般の香炉の説明をさせて頂きます。床飾り、書院飾りに香炉が使われ、部屋を清めるために香を焚くことがあります。線香筒 は、線香を立てる為のもの、線香筒は線香の入れ物です。ここでは、宗教上の香炉の話ではありません。一般的に聞香用として販売されている香炉です、香道用の香炉も香炉灰が必要です。また、聞香に用いる香炉を聞香炉と言いますが、左手に乗せた聞香炉に右手を被せるようにして行うので、小ぶりの 陶磁器 製が使われることが多くあります。香炉は 伝統 的なデザインを踏襲している品物が多くあり、古美術骨董の世界では 金工細工 が施された金属製の香炉や、唐物 の 青磁 や白磁の陶磁器などの高価な骨董品までいろいろあります。最近では自由な発想で手軽に使用されている場合が多くあるようです。
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