茶道具売却依頼で出張させて頂き、諸道具も一緒にお譲り頂きました。
売却作品の説明
写真が16枚あります。くわしくはこちら
横幅最大約 2.7cm 縦幅最大約 2.2cm 高さ約 4.3cm
数ヶ月後に引越されるので、自宅の整理をしておられ、見たことのない 古道具 や 諸道具 が出てきて見積もりや査定をして頂きたいとお電話を頂きました。先代や先々代の方が 根付 や諸道具の 愛好家 で収集されており、そのような品物が多数あり、一度見て頂きたいと、電話を頂き、出張させて頂きました。守山区には近くにアサヒビール 名古屋工場があり、帰りに番頭さんに運転してもらい、私は一杯ビールを飲み帰って来ました、こんな出張なら名古屋に度々来られたら幸せです。この作品は明治時代頃の象牙の根付です。先代が コレクター の方より、直接買い付けた品物です。形彫根付で 在銘 ですが、作者についてはよくわかりません。古い時代 の、丁寧で味わいのある 職人技 が冴える 逸品 です。長年の時代を経てきた味わいがあり、ご覧のように、保存状態の良い 根付 です。採光の加減で白く光っております。近年、根付類はアジア圏からの輸入品が多くみられますが、当店では、日本の古い品物のみを販売しております。このような日本で作られた 骨董品 の根付は、お引き取りさせて頂きます。
根付も代々 伝承 された技術で、流派がいろいろあり、日本では 根付 だけではなく、いろいろな作品でそれぞれの流派があり、流派について少し説明させて頂きます。古美術工芸品 の分野では、多くの作家がおられますが、それぞれの分野で流派があり、それらに所属して技術を伝承されてきました。例えば、江戸時代の根付の流派では、岡友派や吉長派が有名で、また、刀装具 では正阿弥派や後藤派、また平田派や奈良派が有名です。このように 弟子 入りし、師弟関係で伝承された 職人技 を学び、それらを基礎として自分独自の制作技術を習得していきました。当然、若い頃には自分の 作風 を作るまでには至らずで、やはり 晩年 の作品は独自の境地に至った 名品 が多くあります。
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