上村松篁の秋の風景の花鳥画を紹介します。
24.4×33.5cmサイズの 紙本 に彩色で描かれた 額装 です。花鳥画の第一人者として知られている上村松篁は上村松園の長男です。伝統的な円山・四条派の技術を基に、京都画壇において格調高い 花鳥画 を描き続けました。この作品も彼の花鳥画の傑作です。色とりどりの美しい紅葉の中で、可愛らしい小鳥が遊んでいます。彼は、花鳥画の名品を数多く残しておりますが、そこには、たゆまない努力がありました。鳥の観察に海外まで赴き、また自宅にも大きな鳥小屋を作り、1,000羽を超える鳥を飼って観察を続けるほどのこだわりを見せました。努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行くのですね。多くの作家は、30代、40代ではまだ自分独自の 作風 には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。やはり、若書き の作品よりも、晩年 に描かれた作品の方が、熟練した深い味わいが出てきますので、 断然、高価に買取させて頂けます。上村松篁の、晩年の 上手 の花鳥画は、たいへん人気が高く、高価に買取させて頂きますので、是非ご相談ください。(No.50~70)