和歌山県新宮市より堆朱の香合を買取させて頂きました。
売却作品の説明
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観光で祇園に来られた際にお立ち寄り頂きました。店頭に並んだ古美術骨董品の多さに驚かれたご様子で、細工や質の良い高価な品物をご覧になっておられました。当店でも丁寧に説明をさせて頂きました。その後自宅に戻られてから宅配買取で 香合 をお送り頂きました。和歌山県でもこの地区は熊野古道や歴史ある場所で、茶の湯も昔から盛んな地区だけあり、このような香合をお譲り頂けたのかもわかりませんね。さて、この香合は 堆朱 で出来ております。堆朱は 漆器 で 漆塗 を何度も重ねて塗ってあり、日本だけではなく、昔からの 伝承 された 職人技 が素晴らしい 逸品 です。特に 中国美術 では、アジアのお客様に人気があり、日本の時代で言いますと、江戸時代や明治時代の作品は 愛好家 も沢山おられ人気の作品です。この作品は明治時代頃で、中国の唐物だと思われます。昔から伝承された彫る技法が素晴らしい作品です。
このような 香合 は、お香を入れるのに使われている道具で、伝承された漆芸で作られております。この香合は中国で作られた香合だと思われますが、お香の歴史について、ついでに話させて頂きます。仏教が始まった古代インドには、地理的位置や気候上、スパイス文化が発達して沢山の香りを焚く風習がありました。体臭がきつく悪臭を防ぐために数種類の香料をブレンドした香を身体に付ける風習があったようです。仏教の法事に使われ、仏前で香りを焚き周囲を清めるようになりました。お香の文化はギリシャやエジプト、ローマへと伝わりました。アジア圏では、古代中国や朝鮮を経て、仏教伝来の頃に日本にも 伝来 したと伝えられています。
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