お客様より茶道具売却依頼で、銅器の香炉をお譲り頂きました。
売却作品の説明
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生駒市のお客様で、祇園には仕事で来られ、自宅に昔からある銅器の香炉を後日宅配で売却頂きました。このお客様は、お仕事で祇園には何度か足を運ばれており、そのついでに祇園骨董街の観光も楽しんでしていましたと話され来店頂きました。ゆっくりお店をご覧いただき、納得されたご様子で、お帰り頂きました。後日、「実家に沢山ある 古道具 や 骨董品 を買い取って欲しいと」お電話を頂き、宅配買取させて頂きました。奈良県でも生駒市は大都市に近く、以前先代が都心で忙しくお商売をされていて、このような作品を集められたようです。この 銅器 の香炉は 中国美術 の香炉で、象嵌が綺麗に施された象嵌細工の金工作品です。綺麗な銀象嵌が施されており、素晴らしい 逸品 です。この作品の時代は明末くらいだと思われます。 保存状態 も良く、傷等無く、嵌める技法が素晴らしい作品です。
この銀 象嵌細工 を説明しますと、象は「かたどる」、嵌は「はめる」と言う意味があり、元地に異質の素材を嵌め込むと言う意味で象嵌細工と言われています。一つの素材に異質の素材を嵌め込むと言う意味で金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌等があり、その中の金工象嵌は、飛鳥時代に日本に伝わったと言われています。そんな技術を改良し、伝承 してきた日本の江戸時代には優れた金工職人が多数生まれました。この作品は日本に伝承された技術を元にして中国で作られた 中国美術 の作品です。
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