茶道具売却依頼で、宮内庁御用達の豊平翠香の棗をお譲り頂きました。
お客様の声
先代が煎茶道具や古美術品の コレクター で、箪笥の中には数多くの道具が入れたままになっていました。私は興味も無く、殆ど見た事も無かったのですが、昔から仕舞ってあり、いつか処分しないといけないと思っておりました。この地、東京都文京区は明治期以降は学問所や大名屋敷の跡地などに東京大学をはじめ多くの学校が置かれ、私の父も大学教授で、古美術工芸品 にも興味があり、周辺には多くの文学者や文化人も暮らしておられ、父の残した 諸道具 の買取先を探しておりました。インターネットで古美術やかたさんを探し、沢山販売しておられるので電話でお話させてもらうと、親切に対応して頂き、品物の事もよく知っておられ売却させていただきました。
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買取例の説明
写真が26枚あります。くわしくはこちら
直径約 6.7cm 高さ約 7cm
すっかり時代は変わり、最近では才能は何もしなくてもすぐに開花すると思う若者も多くおられますが、プロスポーツやオリンピックの選手達は口を揃えて言っておられますが、何年も掛り、周りの人に助けてもらい自分の境地に入っていかれるようですが、芸術家も同じでやはり研究し長年の年月をかけ境地に入られた 晩年 の作品は、高価で取引されているようです。
この作品は宮内庁御用達の著名な作家作品で、上記のような過程で認められた名品です。昭和初期の作家で豊平翠香の作品です。宮内庁雅楽部の楽器の蒔絵を主に手掛けておられ、有名な作家です。木製の生地に綺麗に描かれた蒔絵は、昭和の作品では、まれに見る 細密 で丁寧な桜雁の蒔絵です。ご覧のように、さすが宮内庁の昔の 職人技 が伺える 名品 です。共箱 で栞が付いております。採光の加減で白く光ったり、背景が映り込んだりしておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。
東京都文京区のお客様が当店のホームページをご覧になり、メールで写真をお送り頂き数点の 茶道具 や 煎茶道具 の 茶托 や 如意 も買取させて頂きました。やはり関東地方のお客様は、日本の首都なのか、文化レベルの高い品物をお持ちのお客様が多く居られます。
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