伊藤小坡の初春の美人画です。
伊藤小坡が得意とする美人画です。梅の頃を描いた作品ですね。簪 にも小さなお花が揺れています。紫色の着物やそれに合わせた襟や帯も華やかな味わいがあります。微笑む女性がたいへん可愛らしく、さすが伊藤小坡と思わせる、清楚な趣きがありますね。このような江戸時代の風俗や生活などがよく描かれた作品は高く評価させて頂きます。中でも 晩年 の 日本髪 を結っている女性を描いた 美人画 は高価買取対象作品です。彼女の美人画はたいへん人気があり、需要も高く、当店でも入荷をお待ちのお客様も大勢おられますので、高価買取させて頂きます。是非ご相談ください。彼女は、上村松園と並ぶ女性画家として知られています。彼女の初期の頃の作品には、女性らしい目線で描かれた、家族や身近な生活を描いたものが多くありますが、晩年には 画風 を変え、歴史画や 美人画 を多く描きました。昭和期の円熟期には、このような美人画や、歴史風俗や物語を主題とした 女性画 を多く描き、名品 の数々を残しています。作家の描かれた作品には、いろいろありますが、多くの作家は、30代、40代ではまだ自分独自の 作風 には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期の作品より、晩年 の 全盛期 に描かれた作品の方が、熟練した深い味わいが出てきますので、 断然、高価に取引されます。制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきます。お気軽にお問い合わせください。45.2×50.7cmサイズの 絹本 に彩色が施された作品です。（No.52）