加藤卓男のラスター彩の花入れを紹介します。
加藤卓男は、ペルシア 陶器 の研究に尽力し、ペルシア陶器の再現や 正倉院 宝物の復元など様々な作品を発表しました。陶芸界最高の栄誉であるMOA大賞など、数々の名誉ある賞を 受賞 し、近現代美濃 陶芸 の礎を築きました。研究の末にラスター彩、三彩、青釉などペルシア陶磁を再現し、多大なる功績を残し、人間国宝にも認定されています。ペルシアラスター彩の再現に日本的感性を加えて、独自のラスター彩を作り上げました。
この作品は、高さ24.8cm×幅11.2cmの 花瓶 で、高台内に「卓」と 銘 があります。 光を当てることで輝きが増す、美しい発色のラスター彩の 逸品 です。落ち着いた味わいが印象的ですね。このような文人や姫が描かれた作品は、たいへん人気があります。このような、加藤卓男の得意とするラスター彩の作品は、高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。中でも特に、晩年 に作られた 上手 の作品が高価買取作品です。作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行きます。若年 期の作品よりも、晩年の 全盛期 の作品の方が、やはり熟練した深い味わいが出てきますので、断然、高く評価させて頂けます。中でも、亡くなられる一年前、二年前の最晩年の作品は、最も高価に取引される作品となります。一口に作家の作品と言っても、いろいろあります。制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきます。売却依頼のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.34)