鈴木蔵の志野焼の花入れを紹介します。
鈴木蔵は志野で人間国宝に認定された 陶芸家 です。現代志野焼の第一人者としての活躍しています。釉薬 の研究者である父の 弟子 として学び、加藤幸兵衛や荒川豊蔵に 師事 しました。桃山時代から 継承 されてきた 陶芸 技法 である 志野 の研究に励み、ガス 窯 による焼成に挑み続けています。古来の穴窯を改良した、独自の焼成方法を考案し、素晴らしい 名品 の数々を生み出しています。鮮やかに発色する赤みを得意とし、雄大で温かみのある 作風 です。
この作品も、高さ30.6cm×幅20.1cmの、堂々とした風格のある志野 花入 です。高台内に「蔵」と銘があります。力強く独創的な形で、白釉の味わい深い肌が魅力の 逸品 です。鮮やか緋色も、彼ならではの味わいで作品の良さを際立たせていますね。このような、鈴木蔵の作風が冴える作品は、高く評価させて頂きますので、是非ご相談ください。彼の作品では、静寂感のある白に重厚感ある鉄釉の赤が侘び寂びを表現しているような格式高い作品が高価買取できる作品です。自然の力強さを感じさせる精神性の高い 陶器 は人気が高く、当店でも、入荷をお待ちの コレクター も大勢おられます。中でも特に、晩年の 全盛期 に作られた 上手 の 志野焼 が高価買取対象です。
作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く境地を確立させて行きます。作家の作品には、いろいろありますが、30代、40代ではまだ自分独自の境地には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期の作品より、晩年 の作品の方が、洗練された作品となり、価格も数段上となります。制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきます。お気軽にお問い合わせください。(No.32)