村上華岳の観音像を描いた仏画です。
村上華岳は、観世音菩薩像など、精神性の高い日本画を多く描いています。天才的とも言える 画風、筆遣いなどは、高く評価されており、たいへん人気が高い作家です。その作品は全般に高価買取対象ですが、大正後期から本格的な主題とした、晩年 の仏画や 風景画 は特別高価買取対象です。村上華岳の釈迦と観音菩薩など描いた 仏画 は、20世紀の宗教絵画の最高峰とされており、高く評価させて頂きますので、是非ご相談ください。また、山水画 や裸婦画なども手掛けており、日本画 らしい線の細さと繊細さ、豊かで暖かみのある 女性像 は秀逸です。従来の伝統的な日本画とはまた違った世界観のある 作風 はたいへん人気があります。さらに、モノクロームで小品が多かった事でも有名です。この作品も、55.0×30.6cmサイズの 紙本 に描かれた水墨画で、もう少し大きな作品ですと、さらに数段高い値段で取引されるでしょう。同じ作家の作品でも、簡単に描かれた書画や小さい作品と、何日、何ヶ月もかけて描かれた大きなサイズの力作とでは、価格は10倍、20倍と違ってくるのは当然のことかと思います。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の描かれた作品には、いろいろあります。作家の名前だけでは価格の決定は出来ませんので、お気軽にご相談頂ければと思います。(No.960)