伊藤小坡の秋の美人画です。
色づいた葉を片手に振り返る女性が描かれています。たおやかな美しさがあり、たいへん可愛らしいですね。このような、伊藤小坡の美人画は高価買取させて頂きます。晩年 の 日本髪 を結っている女性を描いた 美人画 は高価買取対象作品です。江戸時代の風俗や生活などがよく描かれた美人画は高値でお引き取りさせて頂きますので、お問い合わせください。しかしながら、43.4×50.7cmサイズと、やや小品になりますので、価格はだいぶ低く取引されます。同じ作家の作品でも、簡単に描かれた書画や小さい作品と、何日、何ヶ月もかけて描かれた大きなサイズの力作とでは、大きな作品の方が、断然高価に取引できます。価格が10倍、20倍と違ってくるのは当然のことかと思います。良い例として、祇園のお茶屋さんに売却依頼で伺った際の、京の街ならではの話を紹介します。昔から一見さんお断りの風習がある京の祇園街には、著名な人々、有名な作家が多く訪れます。ある 著名 な作家さんがお帰るときに「今日は持ち合わせがないので」と、襖に簡単な水墨画を描かれ、「今日の払いはこれにて」と、帰られたそうです。当店地元の京の祇園街では、このような面白い逸話や粋な作品が残されております。作家の作品と一口に言ってもいろいろあるものです。やはり若年 期の作品より、自分の 画境 を築いた 晩年 期の作品の方が味わい深く、高価に取引されます。制作年代や大きさ、出来栄えにより、価格が違ってきますので、お気軽にご相談ください。絹本 に彩色が施された作品です。(No.38)