伊藤小坡の秋の美人画を紹介します。
伊藤小坡が得意とする美人画を紹介します。1952年、彼女が、75才のときに描いた作品です。舞い落ちる紅葉の中を、何か奥ゆかしく話をしながら散策する江戸時代の女性が描かれています。親子でしょうか、色づいた紅葉の中、振袖を着てたおやかに振り返る女性や、扇を手に凛と佇む二人の女性がたいへん繊細に艶やかに描かれていますね。江戸時代の女性の風俗や生活などがよく描かれています。このような、伊藤小坡が晩年に描いた 日本髪 を結っている女性を描いた 美人画 は高値でお譲り頂ける作品です。彼女の美人画はたいへん人気があり、需要も高く、当店でも入荷をお待ちのお客様も大勢おられますので、高価買取させて頂きます。是非ご相談ください。昭和期の円熟期には、このような美人画や、歴史風俗や物語を主題とした 女性画 を多く描きました。独自の世界観を創り出し、傑作を数多く残しました。どの作家にも言えることですが、作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画境 に到達します。晩年 の、自身の 画風 を確立させた 全盛期 の作品には、熟練した深い味わいがあります。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と買取価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。137.0×51.6cmサイズの 絹本 に彩色が施された作品です。（No.100）