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福田平八郎の花鳥画を紹介します。

初春の生命力が感じられる、綺麗な作品をご紹介します。福田平八郎は、従来の 日本画 にみられない独自な 作風 で、発色のたいへん美しい 花鳥画 を描き、画壇の中心的な存在として活躍されました。人生を通して写生画を描き、清らかで明るい色彩による作品を発表しています。この作品も、彼らしい、生き生きした早春の風景が、美しい色彩、簡潔なタッチで描かれており、秀逸な作品です。

この作品は、昭和41年頃に描かれた作品で、33.0×45.8cm、紙本 に彩色で描かれています。昭和49年に死去されておりますので、74才の頃に描かれた 晩年 の作品です。やはり晩年の 全盛期 の作品が人気で、晩年の発色の綺麗な 花鳥画 は高価買取させて頂きます。また、福田平八郎と言えば、生涯「水」の動きや、感覚を追究した作家としても有名です。代表作に、帝展 に出品した「鯉」や、昭和天皇と一緒に魚釣りに行った際の水面の模様を描写した「漣」などがあります。厳しい写実により出発し、年月を重ね試行錯誤を繰り返し、晩年には独自の自由に簡略化された作風へと到達しました。

このように、晩年に描かれた作品の方が味わい深いものが多く、高く評価できます。制作年代や出来栄えにより、買取価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。また、当店には、熱心な 掛軸コレクター の方もいらっしゃいます。岩絵具の発色が綺麗な作品や 緻密 に描かれた 動物画 などは人気がありますので、是非ご相談頂ければと思います。(No.620)

 

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