前田青邨の、椿の花を見事に描いた花鳥画です。
前田青邨が得意とする、花鳥画 を紹介します。美しい白椿を描いた作品で、さすがと思わせる名品です。41.5×50.5cmの 紙本 に彩色で描かれています。やはり、彼の場合は、このように、花の絵はたいへん人気があり、高価買取対象です。また、この他にも、歴史画を得意とし、その中でも、武者絵における鎧兜の 緻密 な描写は特に有名です。晩年 の写生に、新しい大和絵の 技法 を取り込んだ独特の肖像画は特に人気があります。彼の作品では、このように花の絵や、歴史画、武者絵は高価買取対象ですので、是非ご相談頂ければと思います。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材により、10倍、20倍と売却頂ける価格が違う場合があります。ご相談頂ければ説明させて頂きます。写実の作家は、対象物に集中して研究するため、常にスケッチ道具を持ち歩き、いつも目に映るものを スケッチ し、数多くの画集を残している作家もおります。作家のものでは 、やはりこのように努力の末、何年もかかって独自の境地に到達した晩年 に描かれた作品の方が味わい深いものが多く、高価に取引されます。前田青邨も、大正期に旅行先で写生した 風景画 の作品が多く残されています。また、日本美術院 の留学生として渡欧し、大英博物館で 模写 など行い、大いに力を付けたとも言われています。努力の末に自身の 画風 へと到達していくのですね。