奥田元宋の晩秋を描いた風景画です。
奥田元宋が得意とした、風景画を紹介します。50.0×60.8cmサイズの 絹本 に彩色で描かれた作品です。雪山を背景に、赤く色づく近景が見事なコントラストで描かれています。太陽の光が特徴的に降り注ぎ、幻想的 な雰囲気を感じさせる作品です。彼の描く風景画は、鮮やかで情緒に溢れる赤系の色使いが特徴です。戦後の晩年の作品のほとんどは「元栄の赤」呼ばれる、赤を基調とした作品になっています。独特な赤色が特徴とされるたいへん人気がある日本画家で、「元栄の赤」で描かれたこのような作品は、数千万の値段で取引されます。奥田元宋の、晩年に描いた赤い空や、赤い色彩の 風景画 、レーザービームのような光線が描かれている作品は、特に高価でお引き取りさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。どの作家にも言えることですが、やはり、晩年 の作品には熟練した深い味わいがあり、高価に買取できる作品が多くなります。一口に作家の作品と言っても、制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきますので、その査定には審美眼が必要となります。品物の真贋を問うことを「鑑定」といいます。品物の値段を決めることではありません。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。艶やかな岩絵具で彩色された風景画や、細密 に描かれた大和絵など多くの作品を扱ってきました。買取のご相談は、信頼と実績のある京都祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.490)