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伊東深水の美人画の逸品を紹介します。

伊東深水は、江戸時代の浮世絵伝統 を受け継いだ美人画家です。鮮やかな色彩と流麗な 線描 により同じ時代を生きる女性の生活や風俗などを愛情豊かに描き出しました。華やかで健康的な 女性像 を得意とし、数多くの名作を残しています。中年から晩年の美人画は人気があり、特に 日本髪 を結っている 美人画 は高価買取対象になります。中でも特に、雪や桜など季節を感じさせる 図柄 の美人画はたいへん人気があります。「此君亭」の 落款 印を用いた時期の作品の評価は高く、最も価値が高く、高値でお譲り頂けるでしょう。この作品は、1948年頃の作品で、彼が50才のときに描かれたものです。雪降る中、唐傘をさす女性を描いています。大きな簪をさし綺麗に結い上げた日本髪や、花柄の着物の細部に至るまで、緻密に丁寧に描かれており、当時の女性の生活や風俗が見て取れます。さすが、伊東深水と思わせる 逸品 ですね。このような、彼の綺麗な美人画は高価買取させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。そのモダンな風俗画は、当時から評価も高く、大衆からも人気を集めました。現在でもたいへん人気のある作家で、晩年の上手の作品は、一千万を超える価格で取引されています。どの作家にも言えることですが、やはり、晩年 の作品には熟練した深い味わいがあり、高価に取引できる作品になります。一口に作家の作品と言っても、制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきますので、その査定には審美眼が必要となります。品物の真贋を問うことを「鑑定」といいます。品物の値段を決めることではありません。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。66.5×72.5cmサイズの 絹本 に彩色で描かれた作品です。(No.2800)