上村松園の可愛らしい舞妓の作品を紹介します。
109.8×41.4cmの 絹本 に彩色で描かれた美人画です。上村松園は近代日本を代表する美人画の 巨匠 です。四条派の伝統技法を取り込み、気品に満ちた格調高い雰囲気の女性を生涯にわたり描き続け、昭和23年には女性初の 文化勲章 を受賞しています。この作品は、落款 に「松園女」と書かれており、若書きの作品(前作)で、舞妓のあどけない表情の可愛らしさが感じられ、まだ上村松園らしい 晩年 の凛とした格調高い画風には至っておらず、買取価格も安くなります。一般的には若年期の作品よりも、晩年の作品の方が作家独自の境地に到達し、味わい深い逸品が多く、買取価格も10倍、20倍と高くなります。
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