橋本雅邦の見事な水墨画を紹介します。
橋本雅邦は、狩野派の 巨匠 として知られています。近代美術に大きな影響を与えた 重鎮 です。晩年の橋本雅邦は、柔らかな筆遣いと、墨色の濃淡で表現した独特の空気感が特徴です。熟達した 技巧 で知られ、晩年の 山水画 が特に高価買取対象です。この水墨画も、秋の景色が見事に表現されていて、さすがと思わせる 逸品 です。このように、晩年の 画風 が確立された全盛期の作品は、高く評価させて頂きます。
どの作家にも言えることですが、作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の境地に到達します。やはり、晩年の作品には、熟練した深い味わいが出てきますので、やはり 逸品 と呼ばれるものが多くなり、高価買取対象となります。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、価格が違ってきますので、一度ご相談頂ければと思います。
さらに、この作品は、172.0×80.0cmサイズと大きな作品になります。 同じ作家の作品でも、大きな力作の方が、断然高価になります。簡単に描かれた書画や小さい作品と、何日、何ヶ月もかけて描かれた大きなサイズの力作とでは、価格は10倍、20倍と違ってくるのは当然のことかと思います。絹本 に水墨で描かれております。（No.150）