東郷青児の女性像を紹介します。
背景に海と島を描いた作品で、この背景は、東郷青児の女性像で、度々描かれるモチーフです。長い首や細い手首を強調し、華奢で繊細な体のラインを美しく描きだし、女性のもつたおやかで艶美な美しさを引き出しています。東郷青児は、このような独特の デフォルメ が施された、柔らかな曲線と色調で描いた多くの女性像を描いています。彼の描く女性たちは、どの作品も、優しさと気品が感じられ、たいへん美しいですね。彼ならではの、洗練された甘美な味わいがあります。洋画 は分かりにくいという風潮を改めようと、誰にでも理解でき、そして楽しめる作品を制作を続けました。通俗的だと批判をも乗り越え、今では、戦後の洋画界を代表する 巨匠 と言われています。フランス政府より、芸術文化勲章を授与されるほど、海外からの評価も高く、たいへん人気がある洋画作家です。神秘的な雰囲気を持つ、上手 の 女性像 になりますと、百万を超える価格で取引されています。このような、彼独自の 画風 で描かれた、晩年の上手の女性像は、高く評価させて頂きますので、是非ご相談ください。どの作家にも言えることですが、やはり、晩年 の作品には熟練した深い味わいがあり、高価に買取できる作品が多くなります。一口に作家の作品と言っても、制作年代や題材、出来栄えなどにより、買取価格は一桁違う場合もあります。売却依頼のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。41.0×32.0cmサイズの、キャンバス に描かれた、油絵です。(No.145)