池田遙邨の春の風景画を紹介します。
江戸時代後期の 浮世絵師、歌川広重に影響を受けた池田遙邨は、東海道の写生旅行を何度も行いました。道中は法被姿で写生を続けたそうです。そのときの スケッチ をもとに、その集大成として57枚からなる作品を1931年に完成させています。その後も何度となく東海道を題材とした作品を描いており、四季折々の素晴らしい風景画の数々を残しています。この作品は、春を題材にした作品です。柔らかな若葉が芽吹く山々と桜、日本人が愛する日本の美しい原風景が見事に描かれていますね。池田遙邨の、晩年 の 上手 の、風景画 は高く評価させて頂きますので、是非ご相談ください。また、晩年の作品と言えば、「山頭火シリーズ」も高価買取商品です。種田山頭火は、禅僧として各地を行脚、その旅の最中に数多くの句を残した俳人です。山頭火の生き方への強い憧れが、彼を旅へと掻き立てたのでしょう。山頭火シリーズでは、小動物や野の花が数多く描かれています。晩年の、「山頭火シリーズ」の作品も高価買取させて頂きます。当店には、日々、100名近くのお客様にご来店頂いておりますが、中には熱心な 掛軸 の コレクター の方もいらっしゃいます。このような、日本の伝統や原風景を描いた作品は、海外のお客様に実はたいへん人気があり、当店でも入荷をお待ちの 愛好家 の方も大勢いらっしゃいます。またこの作品は、126.4×42.2cmサイズの 絹本 に彩色が施された作品です。一般的に日本画の場合は、紙本より絹本に描かれた作品の方が高価に取引されます。作家の作品と一口に言ってもいろいろあるものです。制作年代や題材、出来栄えにより、価格は違いますので、売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.36)