埼玉県日高市のお客様よりいろいろな諸道具の骨董品宅配買取を頂き、お譲り頂きました。昭和初期頃に作られた逸品で作家の 香炉 ですが、時代を経てきた味わいのある品物で傷んでいる所は無く紹介します。
売却例の説明
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材質は 銅器 です。シンプルなデザインですが、細部まで丁寧に作られており、昔の 職人技 が素晴らしい 逸品 で買取ました。明治時代から昭和初期頃に作られた逸品でこの香炉は作家の 香炉 ですが、作者についてはよく分かりません。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように時代を経てきた味わいのある品物で傷んでいる所は無く買取しました。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
香炉の作品なので、面白い形の香炉で柄香炉を紹介します。
柄香炉は、朝顔形の炉に座と柄を取り付け手に持って用いる物です。また、僧侶が手に持って仏前で献香する時に使われるお道具です。中国の唐代に盛んに使われており、その後日本に 伝来 して、彫金細工が施された立派な柄香炉もあります。黄銅すなわち 真鍮 で各部材を別鋳し、座金と鋲で留めて接合された物が唐代に盛んに使われていました。正倉院に伝わる柄香炉のなかで唯一の紫檀製で、全面に金象嵌を施した重宝な柄香炉で、柄の付け根にある心葉形金具は鳥・蝶・草花の 透かし彫り が施されております。