久しぶりに面白い能面の骨董品売却依頼を島根県浜田市のお客様より頂き、出張して拝見し買取価格が合う品物だけお譲り頂きました。明治時代頃の時代を経てきた能面で昔の 職人技 が素晴らしく、紹介させて頂きます。
売却例の説明
写真が19枚あります。くわしくはこちら
時代は明治時代頃の作品だと思われます。これだけの能面・狂言面は最近では見られない作品で、時代を経てきた味わいのある 逸品 で買取させて頂きました。さすが昔の 職人技 と思わせる細工が 緻密 で、能面らしい表情が素晴らしく、伝承 された技が冴える作品で高価買取させて頂きました。材質は木製で、実際に能舞台で使われていた 能面 です。裏側は丁寧な 手彫り が施され、作者の 銘 が入っています。当店は能面の専門店では無いので、作者についてはよく分かりません。採光の加減で白く光っておりますが、傷や割れ等無く、非常に 保存状態 の良い 能面 です。
能面でしたが彫る技法が根付と同じなので、根付にについて少し説明します。根付は専門の根付師が作っておりますが、元々は素人の 数寄者 が自由に作った品物から始まっているように思います。徐々に専門の根付師や彫刻師が現れてきます、またこのような大きな 置物 でも根付師が作っている場合も沢山あります。結構日本は山林が多く、日本全国に木彫りの置物や 彫刻 が残っており、四国の 讃岐彫 りや奈良県の奈良彫り等々、素晴らしい作品もあります。このような素晴らしい彫る 技法 は日本の 骨董品 や 茶道具 でも高い評価で人気があります。また、中国から 唐物 として伝わった木彫りの置物や象牙の置物も数多く残っており、昔の彫り物は高価に取引されています。