禅語の掛け軸や禅の水墨画の骨董品売却依頼を石川県小松市のお客様より頂き、このような掛軸は外国のお客様にも人気があり、数本の掛軸でしたが石川県まで出張してお譲り頂きました。この掛け軸は釈宗演の作品で二行書です。本紙 は 絹本 です。二重箱に入っており、識箱が付いており買取させて頂きました。表装は当時のままで、非常に綺麗な 保存状態 の良い掛け軸です。釈宗演のさすがと思わせる筆使いで、立派な 逸品 です。
売却例の説明
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先に品物を紹介させて頂きます。釈宗演の作品で二行書です。本紙 は 絹本 です。二重箱に入っており、識箱が付いており買取させて頂きました。表装は当時のままで、非常に綺麗な 保存状態 の良い掛け軸です。釈宗演のさすがと思わせる筆使いで、立派な 逸品 です。保存状態 も良く、目立ったシミや汚れも無く、現状のまま使用できる二行書です。保存状態の良い昔の 掛軸 や茶席の書画、高僧の書画は買取させて頂きます。このような禅語の掛け軸は日本の貴重な 骨董品 ですが、茶道具 にもよく用いられます。
釈 宗演(安政6年12月18日(1860年1月10日) - 大正8年(1919年)11月1日)は明治・大正期の臨済宗の僧で福井県出身です。出家前は一瀬常次郎、号 は洪嶽、楞伽窟、不可往。鎌倉円覚寺住職、同派管長、建長寺派管長、臨済宗大学長を歴任しています。海外巡教にも活躍し、当時の仏教界の 重鎮 です。日本人の僧として初めて「禅」を「ZEN」として欧米に伝えた禅師として、よく知られています。このような禅語は文字や水墨画によっても禅の掛軸として使われます。
本格的に掛軸が使われるようになったのは室町時代からの茶道の流行です。室町時代に入ると 茶の湯 (茶道)が隆盛し、茶室の床の間に飾る目的で、水墨画 の掛け軸が多く使われるようになりました。この時、茶道における掛け軸の重要性を唱えた人物が千利休です。室町時代に掛け軸が一層普及した背景には、この千利休の存在が大きかったといわれています。掛け軸 が全国的に普及するようになった時期は、江戸時代以降です。特に18世紀に入ると、江戸を中心に活躍していた狩野派と並ぶように、京都の 画壇 も賑やかとなり、それに伴って掛け軸も注目されるようになっていったと伝えられています。