藤田喬平の作品やアンティークの品物の骨董品売却依頼を頂き、福島県田村市より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
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横幅最大約 9.9cm 高さ約 22.5cm
先に品物を紹介させて頂きます。ガラス工芸作家として、初めて 文化勲章 を受章した藤田喬平(1921年~2004年)の作品です。共箱 で しおり が付いております。著名な作家の作品ですが、若年 に作られた品物ですので、お求めやすい価格で販売しております。繊細 で優美なアンティーク作品です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のようにひび割れ等無く、 保存状態 の良い品物で未使用品だと思われます。骨董品 のアンティークガラスの作品、また茶道具は買取させて頂きます。
藤田喬平は1921年(大正10)~2004年 (平成16)83歳没です。藤田喬平は、東京生まれのガラス工芸家で、「世界の藤田」として活躍しました。東京美術学校 で彫金細工を学び、第1回日展に、金属による立体的な造形作品「波」を出品し初入選。しかし、正倉院の 展覧会 でササン朝ペルシアのガラスに魅了され、本格的にガラスの世界に入ります。岩田工芸硝子(株)を経て、ガラス工芸家に転身しました。初期には、透明なガラス作品を多く作り、昭和30年代後半には流動するガラスが冷えて固まる一瞬を作品に留めた「流動ガラス」シリーズを発表しました。琳派の作品に触発され、伝統 の美を現代に蘇らせようと試行錯誤し、独自の芸術世界を確立しました。
今回は作家の作品を紹介させて頂きましたので、作家の作品を売却する場合の注意点を少し書いておきます。最初に買われたときに入っている箱を共箱と言います。共箱には作者の 花押 落款 が書かれており、またその作品の題名やゆわれが書かれています。この箱は大切な箱で、作品の保証書の代わりにもなり、共箱があるのと無いのとでは、売却価格は倍以上違う場合もあります。そして作家の名前で相場価格の問い合わせをよく頂きますが、やはり時間をかけて作った 名品 と簡単に作られた逸品とでは売却価格に大きな差がでます。また独自の 境地 に達して、晩年に作られた名品は特別高価買取出来る作品が多くありますので、作品をお持ちのお客様は是非当店にご相談下さい。
このお客様のご事情は、生前整理を始めようと思い、家にある物を色々と片付けておられましたが、昔からのいろいろな道具や 古美術工芸品 が多くあり、困っておられましたが、同じような品物を販売している古美術やかたのホームページをご覧になり、遠くの福島県田村市のお客様ですがお電話を頂きました。「綺麗に整理整頓されたお店で、価格も表示され高価な品物もたくさん販売されておられ、次は好きな方に買っていただき、大切にされるならありがたいです」とも話され、LINEで写真をお送り頂き買取価格を決定して宅配で品物をお譲り頂きました。