茶道具売却依頼で面白い煎茶道具の茶合や茶托の写真をお送り頂き、宅配で山梨県甲府市よりお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が15枚あります。くわしくはこちら
長さ約 24.5cm 横幅約 7.5cm 高さ約 2.5cm
先に品物を紹介させて頂きます。この作品は煎茶道具の茶合で竹製です。日本の時代にすると、江戸時代の作品です。面白い形の茶合で詩が彫られ、長年使用された竹味が素晴らしい 名品 で高価買取させて頂きました。昔の 職人技 が生かされた 作風 で、綺麗に彫られています。このような作品で大切に 伝承 されており、古裂の 仕覆 や誂えの合わせ箱が付いております。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる所も無く、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。煎茶道具 の中でも、このような面白い 茶合 は高価買取致します。
茶合について説明させて頂きます。「茶合(さごう)」「茶則(ちゃそく)」「茶量(ちゃりょう)」など、流派によって、様々な名前で呼ばれています。茶葉の量を測って急須にいれるための道具、文房具で字を書くときに使われる腕枕を代用した事から始まり小さくなりました。その様な関係で、素材が竹で出来た逸品が多くあり、竹の材質も白竹や斑竹、煤竹や黒竹といろいろな材料が見られます。表側には花鳥山水、詩など刻まれており、彫刻家 や竹芸家の 著名 な作家が作られた 茶道具 や 骨董品 の逸品も有ります。他には金属、象牙、木などが使われて、象牙や骨で出来た昔の天然素材が中国茶では好まれているようです。日本の煎茶道では、流派や使う場所によって、竹で出来た作品では、節をつける場合と、つけない場合が有ります。一例ですが、黄檗売茶流の場合は「玉露は節なし」「煎茶は節あり」という習いです。
この度は数ある骨董店の中から古美術やかたをお選びいただき、誠にありがとうございます。当店では鑑定書が無い作品や、保存状態の悪いものや破損したものでもご相談を承ります。このような煎茶道具は最近人気があり、アジアのお客様にお買い求め頂いております。このお客様は山梨県の甲州夢小路がある地区にお住まいのお客様ですが、インターネットで売却したい骨董店を探しておられた所、茶道具の品物を沢山販売している古美術やかたのホームページをご覧になられ、当店に売却依頼を頂いたようです。早速写真をお送り頂き拝見させて頂くと、面白い形の茶合や茶托などがあり高価買取させて頂きました。