先代が青磁の作品を蒐集されておられ、青磁の茶道具や骨董品、また中国美術の古陶器を石川県の金沢市まで出張してお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が8枚あります。くわしくはこちら
小品の 香合 の青磁ですが、昔の 職人技 が図柄に見られる 逸品 です。この香合は 保存状態 も良く、大切に使われてきた逸品だと思われ、割れやカケ等無い 逸品 で買取させて頂きました。共箱も付いており、茶の湯 のお 茶会 でも十分使用して頂ける作品です。時代的には明治時代から昭和初期頃にかけて作られた作品です。日本の作品ですが最近では 中国美術 の作品が人気があり高価買取させていただきます。
中国美術品の話が出ましたので中国美術品について少し説明させて頂きます。中国美術品は江戸時代や明治時代、また昭和初期に結構日本にも入ってきており、特に茶湯の世界の人々が、唐物や古渡り、と言って大切にされてきた歴史もあり、日本にも中国美術品の 骨董品 や 茶道具 が多く眠っています。中国美術品を簡単に大別しますと、陶磁器 の青磁にみられるように、時代や産地により大別されておりますが、もう一つ大きな大別方法がとられています。官で作られた品物(その時代、その時代の王室で作られた品物)を 官窯 や官製と言い、非常に効果に買取させて頂けます。日本で言いますと、鍋島の陶磁器です。寸分の違いのなく非常に細密で、丁寧に作られ、色合いも豊かで、少しの失敗作もゆるされず、そのような品物は廃棄処分されました。やはり王室が作られた品物で、数は少なく、偽物も多く出回っております。作品の裏側に書かれたり、押されたり、彫られたりした年号の文字も、寸分の狂いもなく、整って美しく作られています。その種類は、書、彫刻、陶磁器、絵画、等々いろいろな作品が残されております。また、反対には、民用と言って民間で作られ、一般の人々が使っていた品物があります、これらの品物は、特別高価に取引されている品物はありません。
建築業の方のご依頼ですが、地方のお客様で古いお屋敷を建て替えられるので、昔からある骨董品や茶道具の整理を依頼され、どのように整理すればいいかわからないので、また価格の査定もわからないので、当店のホームページをご覧になり、出張依頼のメールを頂きました。写真をお送り頂き、品物の説明をさせて頂きましたが、やはり石川県まで出張してお譲り頂きました。その内の使いやすい茶道具の香合を紹介させて頂きました。