富山県魚津市のお客様より数本の日本画の掛軸の骨董品売却依頼を頂き、赤松雲嶺や著名な作家の掛軸を宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が20枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。この作品は赤松雲嶺の真筆で、日本画 を代表するような立派な青緑 山水画 の蓬莱山の 図柄 です。ご覧のように、絹本 に赤松雲嶺らしく岩絵具で丁寧に綺麗に描かれた 逸品 で買取させて頂きました。日本の掛け軸ならではの上品で優雅さが漂う存在感のある掛軸で、共箱 が付いております。購入された状態で、長年保存されてきましたが、状態も綺麗で、特に大きなシミもありません。よく見ると、小さな蔵シミが少し入っていますが、見ていても気にならない程度で、かえって昔の作品の重厚感を醸し出しているように感じます。現状のまま使用されていても美しい 掛軸 です。このような掛け軸やまた骨董品や茶道具は買取させて頂きますので、是非ご相談下さい。
赤松雲嶺は明治25年12月12日大阪市の生まれで、本名は好亮です。明治32年大阪の南画家小山雲泉に 入門 し、没後、45年さらに姫島竹外に南画を学びました。日本 南画 院同人で、また 画塾 墨雲社を主宰していました。主要作品に南画院出品の「惜春」(2曲1双)、帝展 出品の「金風万籟」「木曾川」などがあり、他に大阪府から東久迩宮へ献上の「金剛山の図」、秩父宮へ献上の「高槻名所の図」、天皇神戸行幸の折、衝立に揮毫の「玉堂富貴の図」などがあります。享年62才、自宅は大阪市東住吉区です。
このお客様のご事情は、何代も続いた富山県の魚津市のお客様で、昔からある古書画や 諸道具 の整理をされておられましたが、どの品物が骨董品なのか要らない物なのか、高価な品物か安価な品物かも分からず、専門の骨董店ならと思われ、掛軸を沢山販売している古美術やかたのホームページをインターネットでご覧になり、メールを頂きました。沢山の写真をラインでお送り頂き、練習用の逸品が多かったので、一部の品物だけお譲りさせて頂きました。