帯留めやアンティークの金工作品の骨董品売却依頼を頂き、詳しく見て買取価格を決定したかったので、大阪の泉佐野市まで出張させて頂きお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が12枚あります。くわしくはこちら
横幅約 5.7cm 縦幅最大約 2.9cm 最大の厚み約 1.5cm
先に品物を紹介させて頂きます。材質はホワイトゴールド製で、写真9のように裏の金具に、「10-0.66 WGK14」と 刻印 が入っております。時代は昭和初期頃のアンティークジュエリーです。帯留 めとブローチの両方の金具が付いており、どちらにも使用できます。アンティークならではの上品で優雅な雰囲気の作品です。作品の重さは約19gで、購入された当時のケースが付いております。実物は写真より 重量感 と存在感があり、実際ご覧頂くと大きな 逸品 です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように、傷んでいるところも無く、保存状態 の良い品物です。
このブローチは以下の様な物ではありませんが、現在の金工作品の基礎となった日本の技術について少し説明させて頂きます。鎌倉時代や室町時代から受け継がれた日本の 金工品 の歴史は長く、江戸時代は勿論、明治から大正時代にかけて金工品で活躍した作家も多くおられ金工作家で 帝室技芸員 や人間国宝の人々が努力され、新しい合金の 技法 を作り、また 古い時代 より 伝承 された技術があり、例えば銅と銀の合金でも黒四分一や白四分一、また銀蝋、四分一 と合金の量により、いろいろな種類があり、青金や黄銅と言った合金も有ります。このような伝承された技法を使われた作品は特別高価買取対象で、驚きの価格で売却頂けます。また日常使われる 骨董品 や 茶道具 にも素晴らしい日本の技法や技術が使われており、このような素晴らしい作品が残されております。
このお客様のご事情は、滅多に無い事ですが、このお客様の先代の方が金工の職人さんで、作られた作品が残っており売却依頼を頂きました。さすが昔の 古美術工芸品 で面白い金工作品が多くあり、最近では貴重な売却依頼で有難く思っております。このお客様も引越を一度されて、処分されていましたが、たまたま残された箪笥に保存されており近くに金工作品の専門の買取店も無く、古美術やかたにお電話頂いたようです。当店では金工作品を沢山販売しており、お引き取り価格も高価に売却頂けますので大阪府泉佐野市まで出張してお譲り頂きました。