四国の香川県のお客様より煤竹を使った竹籠や面白い編み方の竹花籠の骨董品売却依頼を頂き、宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
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先に紹介させて頂きます。材質は竹製です。昔ながらの 職人技 が生かされた、力強い竹の編み方が非常に面白い 竹籠 で買取させて頂きました。著名な作家の 竹籠 ではありませんが、使いやすく、昭和初期頃に作られた作品と思われますがお求めやすい品物です。折れや割れは無く、保存状態 の良い品物です。この竹花籠は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より買受けた、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、買取させて頂いた時の現状のまま販売しております。このような竹芸品は海外から来られた観光目的のお客様によくお買い求めいただいております。
この竹籠は煤竹ではありませんが、一般的に煤竹が使われた竹籠が高価に取引されているので少し説明させて頂きます。いろいろな種類の竹籠がありますが、一般的には日本の竹籠は、昔の囲炉裏端で使われていた煤竹が使用されています。骨董品 や 茶道具 にも煤竹を使った作品が多くあります。しかしながら、煤竹は囲炉裏端も無くなり、生産できる材料ではなく、何十年もかかり色合いの良い煤竹となり、竹籠の材料の煤竹がありません。その為、今の竹芸作家は昔のような色合いの素晴らしい煤竹も無く、細い竹や色の違う竹を利用し、制作しています。
このお客様のご事情は、先代が大切にしまわれていた 諸道具 ですが、お亡くなりになり、売却したいと四国の香川県三豊市よりお電話を頂きました。先代の方が竹花籠の コレクター で、名品 や 珍品 を沢山残されており、写真をLINEでお送り頂き一点一点説明させて頂きました。そんな中で売りやすい作品や面白い作品の竹芸作品のお譲り頂きました。これらの作品は素晴らしい作品で、江戸前期の古い時代の面白い逸品もあり、保険をかけて宅配でお譲り頂きました。